マーチン社のフロロカーボン弦M600がメインです
出荷時のメイン弦、マーティン社のM600です。各弦ごとに分けて保管しています。ウクレレの状態を見てゲージを入れ替えて張ってます。パンチの効いた音作りにしたいのであれば.019ではなく.022インチを張ります。状況と要求に応じてブレンドしていくのがミソです。一般的なフロロカーボンのクリア弦より少し白濁した色合いの弦です。張りが強くサスティンが長い国産釣り糸メーカー製のフロロカーボン弦とは違って少し柔らかめでサスティンが短い代わりにコシがあります。一見ナイロン弦のような柔らかさを感じるような不思議なフロロカーボン弦です。
ローG弦はこの二つがメインです。柔らかくオールマイティに対応してくれるのがハナバッハの8154SLT(Super Low Tenshon)、やや張りは強めになりますが太くコシのあるサウンドが特徴のFREMONT”SOLOIST"です。前者が巻弦で耐久性に少し難があるのに対しフレモント弦は継ぎ目のないサラッとした触り心地で耐久性も高いです。
同じマーティン社の弦でもナザレス製の上位機種ウクレレに張られているのがこちらM605です。下の表をご覧いただければ分かる通り、テンション値がまるで違います。M600のフロロカーボン弦(クリア)とM605/610のポリガット弦(グレー)でそもそも材質も色も違います。M600がソプラノ、コンサート共用なのに対してM605はソプラノ専用、M610はコンサート用と分けられています。M605、M610ともM600よりもテンションが緩いので抑えやすさはこちらに軍配が上がりそうです。実際張ってみてどちらが好きかは分かれるところだと思います。弦は奥が深いですね。
品番 | 希望小売価格(税込) | ゲージ | 1弦 | 2弦 | 3弦 | 4弦 | テンション(kg) |
M600 | 2310円 | Soprano/Concert | .0191 | .0251 | .0340 | .0220 | 16.1 |
品番 | 希望小売価格(税込) | ゲージ | 1弦 | 2弦 | 3弦 | 4弦 | テンション(kg) |
M605 | 3520円 | Soprano | .0220 | .0275 | .0310 | .0228 | 11.9 |
M610 | 3520円 | Concert | .0228 | .0287 | .0318 | .0236 | 14.2 |
コメントをお書きください