何も装飾なし、逆にカッコいい気がしてます。
一昨年はヘッド形状を、去年は新しいロゼッタの開発をと続けてきました。今年はシンプルなモデルの開発を中心に据えて5月ごろから本格的にA.W.Sから販売していこうと考えてます。現時点の計画としては最終的に以下の9種類のロゼッタラインナップになる予定です。
- NS=ロゼッタなし
- SC=黒白黒3本
- SU=黒茶黒3本
- ST=白黒9本
- PP=アバロンおよびパール
- QV=ロープ柄
- TC=ターコイズ(3月より導入予定)
- OH=スタビライズドバール
- WM=アバロンとスタビライズドバール嵌め込み
このうち昨年までに製品化したものはST/PP/QV/OH/WMです。今年追加するのはNS/SC/SU/TCですね。工房直販のA.W.Sの主力モデルにNS/SC/SUを据えて行きたいと考えています。
加えてパフリングやバインディングについても記号化してモデル名に組み込んで行きます。モデル名を見ればどんな格好のウクレレかが一目でわかるようになります。
【パフリング】
表板のバインディングより内側の装飾をパフリングと呼びます。
パフリングの表記および種類について
- N=なし
- C=黒白黒
- B=黒茶黒白黒
- S=白黒9重ストライプ
- R=ロープ柄
- A=アバロン貝
【バインディング】
ボディ縁を保護、装飾する箇所をバインディングと呼びます。
バインディングの表記および種類について
- A=アフリカンマホガニー
- I=インディアンローズウッド
- K=縞黒檀
- E=カメルーンエボニー
- H=ハワイアンコア
- M=メイプル
- P=パープルハート
- C=セルバインディング
⚪︎今年からモデル名表記が変わります
上記の記号を踏まえてモデル名表記が変わります。これまではOH360/Type1とかPP381/Type2などの表記でしたが今後はOH360RH/Type1とかPP381BE/Type2などの表記になります。この二つのモデルを例に説明しますと次のようになります。
(例)OH360RH/Type1
OH=ロゼッタ/スタビライズドバール
360=360mmスケール
R=パフリング/ロープ柄
H=バインディング/ハワイアンコア
Type1ボディ
(例)PP381BE/Type2
PP=ロゼッタ/アバロン貝
381=381mmスケール
B=パフリング/黒茶黒白黒
E=バインディング/カメルーンエボニー
Type2ボディ
4月まではオーダー製作に集中して取り組む予定です。それ以降は直販ウクレレの製作に軸を置きつつスポット製作も同時に進めて参ります。よろしくお願いします。
NS345NC/Type1
ここからは余談です。一周回って、どころか何周も周回して再びこういうすこぶるシンプルな雰囲気に魅了されております。ウクレレってそもそもこういう出立(いでたち)ですもんね。木の温もりが出まくっているこの感じ。今年はこのどシンプルなウクレレをいっぱい作ろうと思います。インスタとかで海外の著名なギター職人の画像を見るとつい憧れてしまって「俺もあんな風な凝りまくったデザインにチャレンジしてみたい」なんて色気付いてしまいます。誘惑というか、悪い癖というか。一本100万とか200万とかする高価で華やかなアコースティックギターの世界を覗くとやっぱり憧れちゃうんです。できもしないのに(笑)
ウクレレは多分そうじゃない方向にこそ良さがあるんじゃないかって、どうも悟り始めてまして。飾らないかっこよさ、人懐っこさが本分で少しだけオリジナリティがある。そんなウクレレをNSやSC、SUモデルで作っていけたらなって思います。自分にそんな需要あるのかわかりませんが。
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