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違いの分かる人に感謝

工房オリジナルマグカップをシャレで10個だけメーカーに依頼して作りました。もし欲しい方見えましたらこちらからご購入頂けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

21時、ヘッドインレイ作業完了の図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年から導入した"Pre Order"を通してユーザーの皆さんが実際どんな価格帯、サイズのウクレレを欲しているのか少しずつではありますが見えてきました。価格帯で言えば15万から20万あたりの間が最も多く、サイズはコンサートがほとんど。これはおそらく2本目、3本目をビルダー製の一点物狙いの方が多いからだと感じます。やはりコンサート市場が最も熱いようです。うちの工房のスケールラインナップもコンサート主体なので良かったです。…にしても375mm,382mm,392mm,400mmと4つもコンサートスケールの選択肢がある工房はあんまりないんじゃないでしょうか。ウクレレに馴染みのない人からしたら「たった数ミリで何が変わるのよ」と思われるでしょうね。きっと。前にどこかの記事でも書いたかも知れませんが、マニアにしか分からない感覚の世界ですよね。本当に。カメラ沼、単焦点50mmのレンズと単焦点56mmのレンズの二つを所有していることに対して嫁から「違いが分からない」と揶揄されることに快感を感じるマニア夫(自分)の変態加減によく似てます。「いや、この6mmで被写体が浮き上がるんだよ」って説明しても完全に「?」リアクションです。コンサートショートスケール375mm(どちらかと言えばソプラノの延長線的存在)とオーセンティック382mmでは明らかに弾き味が異なることに同意できる人は相当なマニアだと思う。382mmと392mm、これも一味変わる。この360mmから400mmの間を細かく刻むロマンに同意して着目した上でオーダーしてくる人たちに僕は心底リスペクトを覚えるわけです。分かってくれる人がいる、このマニア感を共有できる喜び。オーダー頂いた皆様、本当に最高です。