実験機完成
オールサペリ
指板ポジションなし
口輪飾りはSC
ボトム髭にスポルテッドの栃
サドルは牛骨を紅茶染め
ネックヒール側のボディ厚で48mm
ボディ最大厚は52mmの極薄
バインディングもスポルテッドの栃
今回の実験。メインの研究テーマはボディ厚と幅。極端に薄くした場合、サウンドにどんな影響が及ぶのか。比重の軽い栃をバインディングに使うとどうなるのか。
・仮説1「反射が速い=サイドホール効果と同様にプレイヤーのモニタリング音が近くなる」
・仮説2「ボディ幅が広がる=低音は幅方向に広がる=高音は響孔から抜ける」
・仮説3「栃バインディングはセルバインディング並みの抜けの良さがある」
検証結果を踏まえてサイドテンプレート形状を変えました。今回の実験機自体は全く売り物にはならないチープなサウンドになったけどもボディを極端に薄くすることで得られた知識は今後の製作の貴重な指針になりそうです。薄くすることでモニタホールと同様の効果は得られるのと薄いボディ全体がワンワンと鳴ることは良い反面、音に艶と深みがまるでないという点も。今回の結果をもとにして鳴りと艶を両立できるボディ厚がどのあたりかを知るきっかけにしていきたいと思います。比重の軽いオールサペリボディでこの結果だったので重い木を使う場合はまた条件が変わるかと思います。
実験機を経てリニューアルさせたサイドたち。次の4台から今回の収穫が果たして活かせるか。楽しみです。
下呂の苗代桜
僕の春の年中行事になっている苗代桜詣
雨の苗代桜は初めてです
カメラ小僧のおじちゃん達の間を縫って近接ポイントへ。標準単焦点レンズ一本で撮ってるのはやっぱり僕だけみたいです。まず富士のカメラ使ってる人がいない(笑)
みんなキャノン砲だとかニコンのSレンズ、ソニーαのGレンズみたいな高級ズーム使ってました。お金持ちやな〜。
いんですよ。マイナーカメラに中古5万の単焦点だけで。お金なくても十分楽しめる。
ズームレンズの利便性は認めるけど単焦点が好きなんです。自分の足で寄ったり引いたりすればいいじゃない。撮れないものがあるからまたいいんです。
ウクレレとカメラって同じように「沼」があるじゃないですか。
沼があるから作って提供する側の身とすればありがたいし生業として成り立ってるわけですけど反対側の立場で考えるとしたら僕は沼は不用意に入らないようにしてる方の人間です。ウクレレもカメラもスタメンは2つか3つで十分。ソプラノならこれ、コンサートならこれ、テナーならこれ、ローGならこれ、ライブでアンプに繋ぐ時はこれみたいにそれぞれあるとその時々で気に入ったものが簡単に入れ替わってしまう。同様に大三元レンズの最高級ズームレンズを3本揃えて星景写真用にめっちゃ明るい広角レンズ、鳥用にバズーカ…新しいレンズが出たら買い替えるみたいな沼は底が知れず。
個人的な好み、主義の話なのであくまでも自分の趣向の話でしかないけども、僕のウクレレのスタメンはずっと変わらずです。ソプラノじゃ弾けないものは弾かないし、ローG用の楽譜でも工夫しながらハイGで弾きます。季節や天気で調子の良し悪しもあるし、弾く環境でモニタリング音も変わる。全部ひっくるめて愛機と毎日を彩る。こいつとポロンとできれば十分幸せ。XF35mm F1.4でパシャっと撮れる瞬間の満足感。不器用な性格ゆえに同時に何個も同じように愛せない性分だからそうなるんですね。
あ、でも皆さんはバンバンとウクレレ買ってくださいね(笑)