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QV375RI/Type1(師走展出品)

#358 QV375RI/1

久しぶりのアフリカンマホガニー

  • Scale / 375mm 19fret end
  • puff.r /  QV
  • binding / Indian Rosewood
  • top / アフリカンマホガニー
  • side&back / アフリカンマホガニー
  • finger.b /  Macasar Ebony
  • head plate / Ebony
  • bridge /  Ebony
  • strings / Ancestor's弦 (Extra Light)
  • peg / UPT

 

 

今年の師走展に出品するウクレレは6本。まずご紹介させて頂きますのはアフリカンマホガニー単板ボディのこちらQV375RI、Type1です。アフリカンマホを最後に使ったのがおそらく2014年ごろだったはずなので10年ぶりになります。弦を張って音出ししたときには「あ〜そうそう、こんな音だった!」と一人でニンマリ。どう表現したら伝わるだろう。「賑やかめな人」と言うか、軽快なサウンドですね。

 

 

 

 

バインディングのインドローズ。いつもは下に細い白線を入れるんですが今回はアフリカンママホガニーのワイルドな印象に合わせて白線なし、幅広めです。全体的に赤茶色のボディにローズの茶色がよく映えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

何度も同じフレーズで申し訳ありませんが「ワイルド」な印象の木なので塗装は目止めを全くしないオープンポア、ラッカーツヤあり仕上げにしました。いつだかどこかの作家さんの記事で目止めのあるなしで音にどんな影響があるかという内容を拝見したことがありますが個人的にはあまり変化は感じ取れません。いくらたっぷりとフィラーを塗りだくってもほとんどはワイピングして落としてしまうので全体で導管に埋まっている目止め材はわずか程度じゃないでしょうか。あくまで仕上がりの見た目の好みだと思います。

 

 

 

 

 

ポジションはクロス柄

 

 

 

 

 

 

 

何度も同じフレーズで申し訳ありませんが「ワイルド」な印象の木なので(しつこッ!)、ゴトーUPTもちょっとお高めなゴールド&スクエアタイプのベッコウツマミでヘッドは黒金の装いです。ボディが赤茶色、ヘッドは黒金です。

 

 

 

 

 

実際に師走展で弾いてみて頂ければ軽快で華やかな鳴りにご納得頂けるかと思います。今回出品するタイプ1は3本で、このアフリカンマホガニーとホンジュラスマホガニー、そしてサペリがありますのでぜひ弾き比べてほしいと思います。