#222 ST345SE/Prototype
#222プロトタイプの復刻モデル
今から4年前、フルモデルチェンジを行う直前の時期に製作した試作機をもとに新たに今年秋に製作したソプラノマホです。当時は「クラシックソプラノ」というモデルで作っていたんですが、それをもとにもっと軽やかに…でも太く鳴らすためにはどうしたらいいんだろうとあれこれチャレンジしていました。
クラシックソプラノはもっと遡るとスタイル4ソプラノというモデルで製作していました。その頃のソプラノもよく鳴るんですが構造が今とかなり違います。ボディの形状はずっと同じなので2014年、2015年製のスタイル4ソプラノと現行のタイプ1ソプラノ両方お持ちの方はすでに比べて頂いているかも知れません。あの頃のシリアルナンバーはまだ100番台だったと思います。現行モデルは300番以降になるので自分にも色々と変遷があって面白いです。
スタイル4時代のソプラノのサウンドキャラクタは「やんちゃ」です。よく鳴ります。今のタイプ1ソプラノは「少し大人になった」感があります(笑)。いや、ほんと。抑えるとこはきちんと抑えないと音がただただ暴れることに気づいたのが大きいのかも。昔はとにかく自由に振動したらいいって放任主義でしたから。
ボトムオーナメント(ボディエンドの髭飾り)も昔はでっかく尖っていましたね(爆)。今の自分からするとあのセンスはいかがなものかと目を逸らしてしまう。変わるもんですね、製作家の趣向も時代とともに。