【SOPRANO / CONCERT】
コンサートモデルまでは3つのタイプのボディがあります。
ソプラノ専用のボディです。太くコロコロとした最もオーセンティックなウクレレらしいサウンドが特徴です。ゆるい八の字型でとても美しい輪郭でいつまでも見ていられます。
[使用可能スケール]
345mm / 360mm / 378mm
Type1よりもボディ横幅が一回り広く各弦ともバランスよく鳴リます。ソプラノ360mmからコンサート381mmまで対応したボディです。ふくよかなサウンドをお楽しみ頂けます。
【使用可能スケール】
360mm / 378mm / 386mm
【TENOR】
432mmスケール、14フレットジョイントのテナー
テナーは苦手なのでオーダーがあれば作ります(笑)…隠れキャラ的なモデルです。同じウクレレと言えどもコンサートまでとテナーではまるで違う楽器だと考えてます。とことん華奢に作らなければボワっと鳴ってくれないソプラノ、少しだけ補強してあげるコンサート、積極的に作り込むテナー。つまり、テナー製作経験がまだ全然足りません。それでもオーダー主の皆様は評価して下さってます。とても不思議なのと同時に感謝です。
【ロゼッタ】
スタビライズドウッドとアバロン貝で飾る豪華なロゼッタ
【woods】
表板には主に針葉樹を使います。よく使うのはウエスタンレッドシダーとスプルースです。どちらも太鼓の幕として最高の仕事をする木材です。
【Head Shape】
ヘッドシェイプは北アルプス、後立山連峰の盟主である鹿島槍ヶ岳の稜線をモチーフにしました。2022年夏、実際に扇沢から爺ヶ岳経由で登ってきました。冷池山壮あたりから見上げた雄大な稜線に感動をそのままヘッドにしました。
【Head Logo】
へッドロゴには日本鹿のインレイまたはAncestor'sの頭文字「A」を形どったAロゴ、ロゴなしの3パターンをご用意しております。
Aロゴ
ヘ
日本鹿ロゴ
【スラントバインディング】
ボディ外周ぐるっと斜めにスラント加工してあります。鉢巻とも呼ぶバインディングは出音および演奏性に少なからず影響を及ぼします。ここを丁寧に作り込むことで得られる効果が二つあります。
【蛇腹】
同様にボディ内部に設置されているライニング(蛇腹)も無駄な設置面積をカットしてあります。
【エンドブロック】
エンドブロックの形状にも経験を踏まえた一工夫が施されています。ボディの重量バランスを考慮して無駄な体積をカットすること、エンドピンジャック加工も想定して最低限の厚みを確保しておくことなど。
【指板インレイ】
稲穂を形どったワンポイントインレイ
12フレットに稲穂のインレイ。これは秋の濃尾平野をドライブ中に黄金色に染まる稲穂の大海原に感動してワンポイントインレイにしました。
【弦】
弦は主にマーティン社のM600を張っています。フロロカーボン弦ではありますが煌びやか過ぎず柔らかすぎないサウンドで触った感触もサラッとしていて誰にとっても扱いやすい弦だと思います。